バラのお話


バラの歴史

バラの歴史は古く、なんと7000万年前からバラは存在していました。人類が出現したのが500万年前と考えられていますので、バラは人類よりも長い歴史を持っていることになります。

バラが誕生した土地

現在、バラの原種は120種ほど認められており、そのほとんどがヒマラヤ山系であることから、バラ誕生の地はヒマラヤ山であると考えられています。バラは、ヒマラヤ山から東西へと広まっていったのです。

今日では海を超えた日本でも、バラの原生種を見ることができます。

バラの種類

古くに造られた「オールドローズ」、新しく造られた「モダンローズ」、原生種「ワイルドローズ」。バラは、以上の3つに大別することができます。

オールドローズは一重咲きのものが多く、柔らかな印象を与えます。モダンローズは大輪が特徴で、とてもダイナミックです。ワイルドローズは、現生種ならではの独特の美しさを花弁にたたえています。

バラの伝説

バラの持つ神秘性、そこから際立つ生命力

バラが初めて文献に登場したのは、今からおよそ4000年前、つまり紀元前2000年頃になります。

叙事詩「ギルガメシュ物語」に、トゲを持つ植物として描かれました。その中の一節で、「お前の手がこのトゲのある草を得るならば、お前は生命を得るのだ」と、バラの持つ神秘性、そこから際立つ生命力を詠っています。

このことから分かるように、バラは太古の昔から人々に親しまれてきました。以下に、バラにまつわる神話や逸話をご紹介します。

神話

海の神と地の神が、世界で一番美しいものを造ろうと競った時に産まれたものが、ビーナスとバラの花です。

海の神がビーナスを創造し、地の神はバラの花を創造しました。神話の中でバラは、愛と美の女神のビーナスに対抗しうる美しさを持っているとされています。

古代エジプト

バラの香りの素晴らしさは、かの伝説の美女、クレオパトラのエピソードからうかがい知ることができます。

バラの香りをこよなく愛したクレオパトラは、毎日バラを浮かべた香水風呂に入り、彼女の寝室の床には5cmもの厚さにバラの花びらを敷き詰めていたと言われています。

中世フランス

栄華を極めた、ルイ王朝時代のフランス。太陽王ルイ14世は「匂う王」と呼ばれるほどに、バラの香りを愛し、バラ水を宮殿中に振りまいていたと言われています。

宮殿には、絶えず優雅で甘いバラの香りが漂っていたそうです。